Wednesday, May 18, 2011

オラウダ・エクイアノ



5月14日(土)ジャンカー・ファミリーは、映画「アメージンググレース」を見に行きました。イギリスの国会議院ウィリアム・ウィルバフォースは、一生をかけて奴隷制度の廃止を試み、成功しました。その、”心の臓”は、イエス・キリストの驚くばかりの恵み(アメージンググレース)でした。
「もう一つ忘れられないのは、ピット(イギリスの首相)やウィルバー(イギリスの議員)に奴隷船のひどさを訴えた黒人(オラウダ)エクイアノである。。。。彼も実存の人物で、。。。。ナイジェリアの東南に位置する場所で部族長の息子として生まれた。一般的だった奴隷捕獲により彼の家族も強制的に捕まり、輸送される。自由を勝ち取りとりたいと切望し、自分の力で商売をし始め、如才ないビジネス手腕を発揮し、1766年70ポンド(現在の10,000ドル以上相当)で自由を買い取る。彼の回顧録は奴隷制度廃止運動にとって貴重な情報源となった。。。。その自伝は1789年に発行され、ベストセラーとなった。アフリカで拉致され、奴隷とされた西インドでは自力で自由民となり、イギリスに渡ったのが、激しく悪を糾弾するのでなく、静かに事実を語り、神の赦しを説いた。18世紀黒人文学のもっとも影響力ある著作である。」雑誌・アメージンググレース
オラウダ・エクイアノは、マハトマ・ガンジやキング牧師のようにイエス・キリストのマライ5:38—44からこの「激しく悪を糾弾するのでなく、静かに事実を語り、神の赦しを説いた」姿を学んだと思われている。「『目には目で、歯には歯で』と言われたのを、あなたがたは聞いています。しかし、わたしはあなたがたに言います。悪い者に手向かってはいけません。あなたの右の頬を打つような者には、左の頬も向けなさい。あなたを告訴して下着を取ろうとする者には、上着もやりなさい。あなたに一ミリオン行けと強いるような者とは、いっしょに二ミリオン行きなさい。求める者には与え、借りようとする者は断らないようにしなさい。『自分の隣人を愛し、自分の敵を憎め』と言われたのを、あなたがたは聞いています。しかし、わたしはあなたがたに言います。自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい。」
この赦す姿勢は、主イエス・キリストの十字架から生まれたのです。エクイアノ自身が十字架によって罪赦され愛され、その恵みに生きていてから、このように「激しく悪を糾弾するのでなく、静かに事実を語り、神の赦しを説いた」のであると思われている。